


体の負担になる生活習慣を続けることによって引き起こされる病気の総称ですが、数年前までは「成人病」と呼ばれていました。生活習慣病にはいろいろな症状と疾患が含まれますが、高脂血症、糖尿病、高血圧はもちろんのこと、悪性腫瘍(がん)、脳卒中、肝臓病、腎臓病、骨粗しょう症なども生活習慣病に入ります。特に高脂血症、糖尿病、高血圧の3つの症状はサイレントキラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれ、自覚症状がでにくいため放置される場合が多く、動脈硬化や心疾患の原因にもなります。
近年日本人の生活の欧米化に伴い、糖尿病・高血圧をはじめとした生活習慣病が急速に増加しています。厚生労働省によれば、糖尿病は全国で720万人、さらに予備軍を入れると、1200万人にも達するとしています。そして生活習慣病は自覚症状もなく進行し、突然、脳卒中・心筋梗塞・狭心症を発症させ、場合によっては命を落とすことになります。死亡しないまでも、日常生活に支障をきたすような後遺症に悩まされることも稀ではありません。
とくに血圧、肥満、血糖、血中脂質(コレステロール、中性脂肪)の異常値は死のカルテットと呼ばれています。このような状態を早期に発見し、生活を見直し、病気を進行させないようにすることが大切です。そのためには、現在のご自身の状態を知らなくてはなりません。当院のメディカルクラブで年に1度の健診を受けて頂ければ、その結果により、生活環境の評価・見直し(健康回復)までを支援いたします。
前ページでお話した死のカルテットはそれぞれの原因で発症するというよりは、肥満、とくに内臓に脂肪が蓄積した肥満が犯人と考えられています。この内臓脂肪の蓄積により、さまざまな病気が引き起こされた状態をいいます。このメタボリックシンドロームの診断基準を図に示します。
ウエスト径85cm(男)、90cm(女)以上が必須項目です。

(日本内科学会雑誌2005)
がんは、現在日本人の死亡原因のトップです。(図1・2)。数字の上からみますと、日本人の一生で2人に1人ががんに罹り、3人に1人ががんで亡くなられます。しかし現在、がんも早期に発見できれば完全に治せるようになって来ました。食道や胃・大腸であれば開腹せずに内視鏡治療により、切り取ることもできます。発見が早ければ早いほど、より負担が少なく、治療費用が安く、入院期間が短くなります。早期発見のためには、無症状のうちに検査を受ける必要があります。当院のがん健診システムは、最新の機器を用い、苦痛が少なく安全かつ確実にがんの有無を調べます。
がんは長い時間をかけて成長します(図3)。
しかし、内視鏡や手術で治療できる期間は1〜3年です。だから1年に1度(あなたの誕生月)、当院のがん健診を受けて早期がんを積極的にみつけましょう。
1人で2度も3度もがんの早期発見、早期治療をしてお元気な高齢者が増えています。がんになるのは長生きの税金のようなものです。滞納していると、後のつけが大変ですね。
※がんの種類により違いがあります。
早期がんでは、がんによる特徴的な自覚できる症状はありません。だから1年に1度、当院のがん健診を受けて早期がんを積極的にみつけることが必要なのです。


