医療法人社団 綾和会 浜松南病院

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浜松南病院 住所:浜松市南区白羽町26番地JR浜松駅から南へ車で約5分
~浜松市南部の中核病院~

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院長メッセージ

Takashi Shirobe
院長 白部 多可史

院長就任のご挨拶

2020年5月に病院経営責任者(総長)として赴任して以来、1年余りをかけて病院の改革に取り組んで参りましたが、2021年の8月1日付で院長職を拝命いたしました。 当院は現在、回復期リハビリテーション病床2病棟100床と急性期一般・地域包括ケア病床の混成病棟1病棟50床からなる150床の中規模病院です。 2006年に開院して以来、 特に消化器と整形外科領域の専門性の高い診療を柱として発展してまいりました。 しかしながら、150床中100床の療養病床が病院の主体であり、また急性期部門は救急車が月に20台程度しか来ない状況でした。


地域の皆様が安心して生活するために必要とされる病院を目指す


日本の入院病床は ①高度急性期 ②急性期 ③回復期 ④慢性期 の4つに区分されています。我々の病院はこれまで、 ②と ④を担って参りました。 一方で超高齢化社会の到来を受けて、国は従来の【病院完結型】の医療から、自宅や地域でフォローする【地域完結型】の医療への大転換を打ち出しました。 侵襲の大きかった外科手術の一部が内視鏡治療やカテーテル治療に取って代わられ、また外科手術自体も鏡視下手術が主流となるなど治療の低侵襲化は物凄い速度で進んでいます。それによって超急性期治療後の在院日数は大幅に短縮し、短期間で社会復帰される方が増えています。 その反面、高齢者の増加により低侵襲治療でも回復に時間がかかる患者さんが増加していることも事実です。また手術以外の治療でも短期間の入院だけで体力が低下し、社会復帰に長い期間を必要とする高齢者の方が大勢おられます。高度急性期医療や急性期医療を受けた患者さんが体力の回復を図るために急性期病院に長く入院していたのでは急性期病院は本来の機能を発揮出来なくなり医療資源の損失です。そのような事態を避けるために急性期医療が一段落したら回復期を担当する専門病院に転院して「回復期の医療」を受けるという体制が求められるようになりました。その代表的な存在がリハビリテーション病院です。一方で病院の療養病棟には既に医学的治療の必要性は低下しているが、介護が必要であるために長期入院されている患者さんがおられます。そのような場合は、高コスト体質である病院ではなく介護施設等での療養に移ってもらうことで、病院と介護施設の役割分担がスムースとなり、同時に国民医療費の効率的な利用を図ることが国の方針として打ち出されています。 このような社会情勢の中で我々の病院が地域の皆様により大きく貢献できる道は何なのかを懸命に考えた結果、 150床全てを病院として運営し、地域に貢献し続ける道を選択することと致しました。我々が地域住民の皆様に最大限の貢献をする方法を求めて多くの改革を積み重ねていくつもりです。現在、我々が取り組んでいることを順に御紹介いたします。


救急体制の充実(夜間・休日にも頼りにされる病院を目指して)


浜松市の二次救急当番体制がしっかりしていることもあって、「救急は当番に任せとけばいいのよ」、「救急指定も取ってないので救急車は断ってもいいのよ」などの意見が院内の大勢を占めている時期がありました。でも本当にそうでしょうか。かかりつけの患者さんが急に具合が悪くなった時に受診したこともない救急病院に行きなさいで、患者さんの信頼が得られるのでしょうか? また、救急搬送された患者さん5人のうち4人の方は入院の必要がないという日本の救急車事情の中で、全救急車が当番病院に向かったら本当に緊急性の高い患者さんの治療が手遅れになることも考えられます。私たちは、地域の方が夜間・休日に調子を崩した時に頼られる病院になろうと決意し、救急は断らないことを原則としました。もちろん、我々は大病院と異なり何でも治療出来る訳ではありませんが、救急隊の方たちとも話し合い、明らかに重症と思えない患者さんを必ず受けること、重症患者でも受け入れ先が見つからない場合は当院で受けいれて緊急処置を行いながら診断を付けて治療の出来る病院に搬送するということに積極的に取り組むことと致しました。【救急の最後の砦】ではなくて【救急のゲイトキーパー】になることで地域の救急診療に貢献していきたいと考えています。


訪問診療の開始 (病院の利点を活かして充実した在宅生活をサポートする)


高齢化社会の到来により、病院に通院することが困難な高齢者が急速に増加してきています。通院が困難な患者さんが、自宅や介護型施設で、より健康でより安心して生活を続けられるように国は訪問診療に力を入れて来ました。訪問診療は【人生の最後を自宅で迎えるため】の制度ではありません。【自宅や介護型施設などのより自由で楽しい環境で患者さんが安心して生活するのに不可欠な】制度なのです。現在、日本の訪問診療の多くはクリニックの先生が中心になって行われています。われわれは、【いつでも検査できること】、【状態が悪くなった場合はいつでも入院治療に切り替えられること】という病院の持つメリットを最大限に活かすことで【より充実した在宅療養】に貢献できる訪問診療の実現を目指しています。


回復期リハビリテーション病棟の稼働
(急性期医療を終えた患者さんの社会復帰の実現を通して社会に貢献する)


従来の療養病棟100床を転換してオープンした回復期リハビリテーション病棟は、浜松南病院が目指す地域社会への貢献の大きな柱になると確信しています。 現在でも既に老々介護や認々介護が社会問題となっていますが、今後の超高齢化社会においては一人でも多くの高齢者が自立できることが非常に重要となります。病気治療をきっかけに家族の介護をされていた方が介護される側に回ってしまうと大きな社会的損失です。少しでも多くの高齢者が急性期治療後に自立した生活を送れるように質の高いリハビリを提供していきたいと思います。自分の身の回りのことを自分ですることで気力を保ち、認知症の発症を遅らせ、 最後まで人間としての尊厳をより保った人生を送ることが出来ると思います。急な病に倒れた方が以前のレベルに少しでも近いところまで回復して頂けるように病院職員全員で努力・工夫に努めていきたいと思います。


一般外来診療


一般外来診療は、総合診療と整形外科を柱として、泌尿器科・皮膚科・呼吸器内科・循環器内科・糖尿病内科などの専門外来を開いています。当院は午後も完全予約制とはせずに一般診療を原則全例受け入れていることが最大の特徴かと思います。整形外科は外傷を中心に積極的に手術を行っています。総合診療科には循環器内科・脳神経外科・消化器外科・消化器内科・腎臓内科などを専門とする医師が外来診療を行っています。今後は専門性の高い外来を充実させ、総合診療科と連携してより質の高い外来診療を目指していきます。

【浜松南病院があるから安心】と地域住民の皆様に思って頂ける病院を目指して職員一同研鑽していきたいと思います。


令和3年8月1日 院長 白部 多可史

専門分野
消化器外科
担当科目
消化器外科
所属
日本外科学会、日本消化器外科学会、日本消化病学会、日本内視鏡外科学会、日本肝胆膵外科学会、日本腹部救急学会、日本膵臓学会、日本胆道学会
認定資格
外科学会専門医・指導医、消化器外科学会専門医・指導医、消化器病学会専門医・指導医、内視鏡外科学会技術認定医、肝胆膵外科学会高難度手術指導医
略歴
慶應義塾大学外科学教室および関連病院に33年間(内22年間は外科部長職)

徳洲会グループで内視鏡外科センター長・院長職など

日本内視鏡外科学会評議員・技術認定審査員(2019年度まで)日本肝胆膵外科学会評議員、日本肝臓内視鏡外科研究会世話人